8月の最後の週末に2日かけて開催される地元のまつり。
これにCAPINは毎年参加して、啓発パネル・コーナー、バザー販売コーナーを設け地域住民の皆様との対面交流を行っております。
日頃の私たちの活動を広く知って頂き、動物の遺棄が犯罪であることや、野良猫の頭数管理のコツをお伝えする、よいチャンスとなっています。
特に子どもたちには、小さな動物たちの命の重さ、終生飼養を呼びかけます。
今年は絵本作家の七園さあやさんが描かれた可愛い「折りたたみ絵本」を配りました。
道行く人にパンフレットやニュースレターをお渡しし、動物のおかれた現状を訴えます。
そうした地道な活動をコツコツと行っていくことを大切にしていきたい、いつかは変わる、きっと、CAPINではそう考えています。
今年は動物愛護法改正の年です。
動物実験は無法地帯の日本。
先進国の中で大きく遅れを取っています。
ぜひとも今国会で、動物実験施設の実態把握の第一歩としての「届け出制」を導入してほしいと訴えます。
何の種の動物が何頭、どんなウイルスや細菌を使用して、どのような目的で、いかなる計画のもとに実験が行われているのか、痛み止め・沈痛剤は適切に使用されているのか、何もわかりません。
私たちは何も知らされていません。
なぜ行政が、住民が、把握できないのでしょうか。
欧米では当たり前の法規制が日本ではそうではない、という事実があります。
私たちは、意見書チラシの配布と協力呼び掛けコーナーを設けました。
まず住民の皆さんにお知らせすることが第一です。
すると、多くの方が足をとめ、パネルをご覧下さいました。
「知らなかったよ」と嘆かれ、チラシを持ち帰って広めて下さる年配の男性もおられました。
署名はできないけれど、チラシを持ち帰ってよく考えたい、という若者も。
親子で意見を書いて下さる方も.¥。
そして、実験をしているという男性が、
「名前は明かせないけれど、もう5年後を待てない、法規制はあって当然だと思う、給料をもらってるから中から声を出せない、偉い人に訴えてほしい、ぜひがんばれ」と。
100以上の意見書にご協力を頂くことができました。
まつりでは、100人から意見書チラシに署名を頂けました。
その100人が、ご家族や友人に、日本の動物実験の問題点を伝えて下されば(人は7人の友を持つ、と言いますから)たとえば7人に伝わったら、このまつりでは700人の人に、伝達できたということになります。
かたつむりのような、ゆっくりとした、でも着実な前進によって、密室で苦しんでいる、声をあげられない実験動物たちに。
いつか光が差すことを信じています。
実験実施者も含めて、多くの人がそれを望んでいることがわかっている今は、そちらの方向へ、一歩一歩、みんなで進んでいく努力をしていかなければと思います。
<会計報告>
*売り上げ 22,900円
*募金 17,707円
合計 40,607円
これらは全て飼い主のいない犬猫のフード、医療費などに大切に使わせていただきます。
ご協力いただき本当にありがとうございました!
会員一同、心より感謝申し上げます。
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