10月7日、つくば市内のこまち動物病院にて犬猫譲渡会が開催されました。
今回参加したのは、CAPINシェルターのプリンちゃん、オレンジちゃん、ひじきちゃん、はなちゃん、ハテちゃん、たかしくん、かばちゃん、茶白ちゃん兄弟、ポメラニアンちゃん、ジュンちゃん、みなみちゃんです。
そのほか、まだ小さくて体調管理中のため、写真等参加は5匹でした。
お陰様で、2匹のちびちゃんと茶白ちゃん兄弟とはなちゃんをそれぞれ気に入って下さった方が現れ、ただ今調整中です。
こまち先生には、私たちの里親譲渡会にいつもご協力頂き、心から感謝申し上げます。
つくば市中心部の、清潔で明るいこまち動物病院で定期的に譲渡会を開催できますこと、ほんとうにありがたく思っております。
チッチとサリーにもパパとママが現れました。
CAPINシェルターがまだANJシェルターだったとき、アニマルエイドさんによって警戒区域でレスキューされて、ここにやってきた猫ちゃんは5匹いました。
そのうちの「きたじろう君」の里親様になって下さったS様が、なんとチッチとサリーを2匹目3匹目として迎え入れて下さることになったのです。
きたじろうは、とらちゃんと命名されて、S様のお宅でとてもとてもハッピーに暮らしています。
2匹のちびっこギャングは、目薬などつけて体調を整えており、ワクチン接種が終わったら、晴れてお届けとなる予定です。
県北の警察署から来た「たかしくん」。
あまりにもいい子です。穏やかで、人が大好き、しつけもされています。
となりのおばさんとあおともさん、かなちゃんがお世話をされています。
成犬のよさを知る方に、ぜひともお勧めです。背中が黒で、あとは茶です。里親様、大募集です!
加波山から来たかばちゃんを心配して譲渡会場まで様子を見に来られたK様ご一家。
90歳のおばあさまもご一緒でした。
犬たちは、動物病院の前のパーキングに繋いでいましたが、かばちゃんの姿が見当たりません。
「子犬はどこですか?」と聞かれて、「あれ?」と探したら、低い植栽の間にふせをしてかくれんぼ。
引っ張っても、植え込みにうずくまって出てこないかばちゃん。
「山のなかにいたから、こうしていると落ち着くんだろうね...」
と、K様。かばちゃんを見て、安心して帰られました。
(母犬のチャコの避妊手術は10日です。抜糸のあと、K様にお戻しします。)
保護したらそれでおしまい、という簡単なものでなく、保護した以上は、医療行為をほどこし世話をして慣らし、新たなファミリーのもとへ里親譲渡するまでが、私たちの活動です。
長い長い道のりです。
日々の世話や病院搬送があります。
譲渡時には、アンケート調査、誓約書の交わし、会計手続など、膨大な事務作業が伴います。
関係者と連絡をとりあい、実際のお届け、脱走防止のアドバイス...(子猫・子犬の場合は、半年になったら不妊手術の確認、そのお約束金の返還)...と、果てしない作業が続きます。
でもそのくらいに慎重でないと、保護した犬猫に確実な幸せをもたらすことはできません。
里親詐欺や不良飼い主から、その子を守ってあげられるのは、やはり私たちしかいません。
私たちがしっかりと、人を見る目を養い、言わねばならぬことを言っていかないと、その子を守ってあげられません。
里親さがし。
保護したその子の命が私たちの手にかかっています。
CAPINでは、なるべく会員さんたちが譲渡の経験を積んでいけるよう、お届けや譲渡会の場数を踏んでもらえるよう、経験者とビギナーさんが2人ペアになって、お届けをするよう心がけています。
常に勉強、常に反省。
命だから、真剣にならざるを得ません。
でも、こうして里親譲渡が成立し、一般家庭に私たちの保護っ子を送り出せるときの満足感にまさるものはなく、やはり多少の苦労は乗り越えても、続けていくしかないんだな、と思うのです。
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