エントランスとブルー君が、亡くなりました。
4月10日明け方にエントランスがこたつのなかで、眠るように。
こたつから出すと、それまでフローリングの上で体を冷やしていたブルー君がゆっくりやってきて、
エントランスの亡骸に寄り添うように身を横たえました。
その5時間後、朝の10時過ぎに、ブルー君も後を追うようにして亡くなりました。
仲良しだったふたりは、虹の橋をわたるのもいっしょです。
苦しみから解放されてよかった、ほんとうに立派な最期でした。
エントランスは、ニャーニャーニャーと3回鳴いて、寝返りを打って、眠るように亡くなりました。
心臓肥大で水もたまっていたエントランス。
ふっくらしていた顔はこけて、やつれてしまいました。
が、ほんとうに立派でした。
がんばった!
白血病のブルー君は、おなかに腫瘍ができて、つらかったのでしょう。
ここ1週間は、あたたかいコタツを毛布を避けて、冷たい床の上にうずくまっていました。
最期、病院で図ったら、2.5キロしかありませんでした。
この子もがんばった!
よくよくがんばった!
十分つらい思いをし、今やっと痛みから解放されました。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
エントランスとブルーは、たっぷり愛されてしあわせでした。
こまち動物病院の先生にも奥様にもお世話になりました。
奥様は、パープルのチューリップとビオラで花束を添えて下さいました。
ブログを通してご心配下さった皆様、実際に会ったことはないのにまるでご自身の飼い猫のように
感じて下さった皆様、お気持ちをありがとうございました。
2匹に代わって、おひとりおひとりの皆様に感謝申し上げます。
お花を持ってかけつけてくれたボランティアさんたちに見送られて。
シェルターでの活動の帰り道に、2匹に会いに来て下さった皆さん。
終日のハードワークでお疲れのところ、申し訳ありません。
お勤め帰りのみなさんも、MLを見て続々とかけつけて下さいました。
エントランスもブルーもたくさんの花に囲まれて、にっこり笑っているようです。
2段ケージには、TNRのおすねこ君が、今日の午後に去勢手術を受けて、やはり2匹のベッドを見守っています。
命は安易に増やして安易に殺してはならないから。
手術は、命を守るためです。
となりの猫室からも、ポーヴィッチ、ももちゃんをはじめ、家猫のみんなが2匹のベッドを見守っています。
生後3日のへその緒つき10匹です。もふなさんが、寝ずのお母さん業。
見送らねばならない命もあれば、なんとしてもこの世に繋ぎ留めたい命もあります。
10匹の子猫を拾ったりほちゃん、それをサポートするもふなさん。
それをサポートするみんな。
あー、何としても生かしたい、生まれたからには。
ゆーさん、あきこさん、もふなさんが、昨日はシェルターのキッチンで、ミルクやりをがんばって下さっていました。
生かしたい命には、富岡から来たこころくんときずなちゃんもいます。
食欲不振で病院を受診しました。
強制給餌をして、ad缶と水を注射器で与えました。
人を知らない、警戒区域からの子猫たち。
5ヶ月くらいなのに体重が3ヶ月くらいの軽さ。人を信じていいのか、悪いのか、とまどっている様子です。
抱っこして人の手でごはんを与え、大丈夫だよと知らせていきます。
生まれたからには助けたい。なにがなんでも。
サビの女の子、きづなちゃん。
虹の橋をわたったばかりのエントランスとブルーの横で、私たちは子猫の給餌に奮闘しています。
まさに終わりのない、でもいったん始めたらやめることのできない仕事です。
これは、私たちだけではどうにもなりません、
年間に数されていく20万弱の犬猫のうちの、ほんの一部がこうして命をつなぎとめたとしても、
ほんとうの問題解決にはほど遠く、このままでは民間ボランティアが心身とも疲弊していきます。
「お前らのやっていることは自己満足だ」と暴言を吐かれたことがありますが、
でも多くのボランティアは、目の前の命を見て、手を貸さないという選択がとれないのです。
知ってしまったからには、やるしかないのです。
1匹から始めるしかない。
「自己満足」にしないためには?
どうすればいいですか?
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